先月まで中国地方のブロック紙、中国新聞の金曜日に毎週連載されていた内田正洋さんのエッセイ「ヤポネシアの海を旅する」。ヤポネシアとは、「日本列島を、島という観点から表す言葉」らしい。海洋ジャナリストでシーカヤッカーでもある内田さんはシーカヤックを旅の道具ととらえ、それが自分の心と素直に向き合える環境をつくってくれる、と解いています。

 エッセイではもちろんカヤックに関わる興味深いテーマが多々取り上げられ、「太古の航海術」「舟は教育道具」「八丈島の縄文人」、そして上関原発をとりあげた「軽水炉原発」などなど、とても面白いので、会社の新聞から勝手にスクラップしています。でも全20回中半分も切り取れなかったんだよねぇ。

 最終回のテーマは「美しい国家」。最後の段落に、「ヤポネシアの海をシーカヤックや帆走カヌーで旅をする。その行動に日本を美しい国家するヒントが隠されている」と結んでいます。

 うん、なかなか含蓄のある言葉ですね。カヤックを漕いだ人なら誰しも美しい自然に触れて感じるものがありますからね。それが端緒となって美しい国を作ることにつながれば素晴らしいですね。
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   一方、こちらは同じ氏が10年前に著した「SEAKAYAKER'S HANDBOOK」。偶然図書館で見つけて時間を見つけながら読んでますが、「ヤポネシア〜」とは違って実用的な知識がわかりやすく書いてあり、宮島ツアーで実感したカーブドターンについても、実に的を得た説明で納得です。いい本です。ネットオークションで探して手許に置きたい1冊です。
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