午後1時のニュースを見ていて驚いた。
「加藤和彦さんがホテルで亡くなっていた」と伝える画面に、
「えぇー!?なんでっ!?」と叫んだ私。
僕にとって加藤和彦さんは、まずは日本のロック黎明期の金字塔、サディスティック・ミカ・バンドのリーダーでありました。ミカ・バンドは70年代のバンドですが、僕の浪人時代(1986年)にたまたまFMから聴いた「タイムマシーンにお願い」にぶっとんで、人生で初めて買ったCDは彼らの「黒船」でした。大学時代は繰り返し繰り返し聴いてにミカ・バンドの素晴らしさに目覚めて、オリジナルのアルバムととシングルのレコードを集め切るほどに好きだった。
また、初めてエレキギターを買った1990年に練習曲としていたのが彼のソロヒット曲「あの素晴らしい愛をもう一度」だった。とてもとても美しい曲と歌詞。これは僕のカラオケナンバーでもある。
中古レコードで買った彼のソロアルバム「スーパーガス」。ミカ・バンド結成前の作品ですが、これも大学時代に当時のバンド仲間とよく聴いた。
しかし、なぜだ。どうやら自殺らしい。悲しい。「もうやることがなくなった」と遺書にあったらしい。
悲しい。数年前、ミカ・バンドの2度目の再結成をし、なにかのインタヴューで「次の再結成はまた20年後」なんてジョークを発していた。1度目の再結成から約20年だからそうなんだろう。しかしそれも幻となった。
アルフィーの坂崎幸之助とフォークディオ「和幸」を組んで活動を始めたのが最近だ。2枚目のアルバムは購入した。先月には坂崎さんと一緒にステージに立ったらしい。それがラスト・ステージとか。
NHK教育テレビでフォークギター講座をしていたのも見たことがある。
高校時代の思い出につながる飯島真理が歌った「愛・覚えていますか」も彼の作品だ。
結局、彼のナマの姿は見ることができなかった。
偶然だが、昨日ある音楽本を買ったら、文中で加藤さんが取り上げられており、70年代初期のテレビCMで彼のファッショナブルな映像が使われていたという。また、別なCMではナレーションをしていたという。そう、彼の声はとにかく優しいのだ。
悲しい。とにかく日本のポップスの良心だった。自殺というのが事実ならなお悲しい。 今は彼の作品を聴く気にもなれない。僕のあたまの中では「あの素晴らしい愛をもう一度」が聴こえています。
合掌。